敵NPCの扱いについて

今回は敵NPCのキーパリングについて考えてみるっス

KPはPLと同じくクリアを目指していきたくても、敵NPCは全く逆のクリアを阻止する存在になるっス

そんな敵NPCっスけど大きく2タイプに別けて考えてみようと思うっス

・敵であることがハッキリしているタイプ
・敵であることを隠すタイプ

敵であることがハッキリしているタイプについて

これはKPとしては凄くやり易いっス！
敵らしさを主張すればするほどPLに敵だから気を付けてって伝わるっス！
個人的には悪役のロールプレイするのが楽しくてノリノリになれるのが好きっス！

敵であることを隠すタイプについて

どう立ち回るかかなりデリケートなタイプっス
匙加減が凄く難しくて、キーパリングの難易度が高く感じちゃうっス

PLに肩入れしすぎて、実は敵NPCだよってアピールしすぎて気付かせちゃうと、
敵の発言としてしか受け取られなくなっちゃうっス

結果、誘導が難しくなってシナリオの進行に影響が出ちゃう可能性も考えられるっス

逆に敵NPCに肩入れしすぎればPLがドンドン不利になるっスし、実は敵NPCでしたってバラしたところで置いてけぼりになっちゃうっス

あとは人によって、敵NPCと気付くポイントも違うっス！
このNPCが敵だったらヤバいよね～みたいな冗談のつもりがハマりすぎて気付いたりとか
妙な拘りがあって信用ならないとかっスかね

ということで、敵であることを隠すタイプについてもう少し掘り下げていくっス！

難易度の調整

味方に成り済ましてる敵NPCの匙加減を調節する手段って何かないか考えてみたっス

①味方である必要がなくなった時点で敵NPC感を全開させる

探索者を利用するだけして、ポイ捨てするような敵NPCに有効っス！
更にネタばらしすることで解説も入れられるという扱いやすさがあるっス！

②<心理学>とか技能を振るようにKPから伝える

欲を言えばPL側から<心理学>を振りたいって言って貰いたいところっスけど、きっかけもなく疑って貰う方が無茶っス
壁に隠し扉があるんだけど壁を調べて欲しい、みたいな無茶振りに近いっス！
まずは疑うきっかけ、違和感を覚えて貰う為のポイントを作ってあげるのが良いかなって思うっス！
もし<心理学>に失敗したとしても「何かある」とPLに思わせる事ができたなら、そこから切り崩して貰うきっかけになるっス
この時に心理学の結果を直接的な表現よりは外堀部分を用意してあげられたらより良いと思うっス！

敵であることを隠すタイプの役割

ウチがこの手の敵NPCに対して、
PLにやって欲しいことって微妙なニュアンスの違いになっちゃうんスけど…
敵NPCを疑うことを楽しんで欲しい
でもそんなことよりも
敵NPCの動作に気付くかの駆け引きを楽しんで欲しい
それよりももっともっと
疑われるような動作の情報を獲得した上で推理を楽しんで欲しいっス！

そう考えると情報を与える事をマイナスに捕えないで、ドンドンきっかけを与えていって良いと思うっス！

敵であることを隠すタイプの敵NPCっスけど、
役割としてどんなことができるかっていうと
ウチ的には、彼らはPCにバレるかバレないかの瀬戸際を楽しませるエンターテイナー的な存在だと思ってるっス！
尻尾を出して、尻尾見えてますよって言われて、とぼけるくらいが調度良い塩梅なのかなって思うっス！

シナリオ作成寄りになっちゃうっスけど…

推理を全面に押し出すなら赤ずきん形式なんて楽しそうっスよね！
何で耳が大きいの？⇒良く聞くため
何で目が大きいの？⇒良く見るため
何で手が大きいの？⇒しっかり掴むため
何で口が大きいの？⇒一口で食べるため
殆ど答えみたいな最後のヒントが出て、答えに気付いた時にはパクっとされてもう遅いっていう、制限時間付きに似た推理対決何かも良さそうっス

直接的な恐怖を与えるならダルマさんが転んだ形式が良さそうっス！
PCが複数いる時はニコニコ良いキャラをして、PCが1人になった時、見てないところで襲う素振りを見せるっス！

まとめ

クリアさせたいKPとクリアを阻止する敵NPC、
矛盾する存在っスけど
そもそもクリアを邪魔するのが目的の存在ではなくって、
登場するキャラクターというのは敵味方関係なく物語を盛り上げる為に存在してるっス！

NPCでどう立ち回ったら盛り上げることができるか
それを重視して考えてキーパリングしたら上手く行くと思うっス！

 

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